SAKAZOU NAKADE 1962 (not for sale)
作家・深沢七郎の愛奏したギター 中出阪蔵、1962年作 
 
【中出阪蔵 1962年 弦長480mm 深沢七郎】G&M




【中出阪蔵 1962年 弦長480mm 深沢七郎】G&M
深沢七郎氏 ノ為ニ之レヲ 製作  一九六二年  中出阪蔵
 
 ヘッドのネジ穴の周囲は無事。単式のペグ。
4弦の部分はローラーのプラスチックが割れていて使えない(写真下、右)。
外観のサイズは違うが手持ちの古い単式のペグで代用した。
6弦のペグはもともと曲がってついていた。
大谷環さんに試奏していただきました(写真・左)

 諸元表(単位;mm)   
 全長/740   弦長/480 指板幅/ ゼロフレット:49、12F:58
ボディサイズ/350+     ブリッジサイズ/27×144   弦 幅/ゼロフレット:41、12F:48、ブリッジ:55 
ボディ厚/ 89(肩):90(ウエスト): 92(おしり) ポジションマーク/5,7,10,12,19フレット
ペグ/単式  ローラー径/10
ヘッドのサイズは110mm。単式ペグですが軸間は35mmなので、3連のペグにも交換できるものとみました

2022年12月・知人より楽器のチェックとメンテナンスのためお預かりしたもの。
知人は、作家・深沢七郎さんのご遺族の方。楽器はこの中出阪蔵、1962年作の小型のギター。
ご了解を得てギターの写真をご紹介します。
長らくつかわれていただあろうキズ、傷みはありますが、幸い補修の必要な
板の割れなどはナシ。唯一、単式ペグの4弦部分だけ、交換が必要でした。

深沢七郎さんについてはウィキペディアほかを参照ください。「楢山節考」の作者。

ギター製作者・中出阪蔵さんについては松阪ギター協会のホームページにくわしく紹介されています。


【非売品】
2023年1月16日までG&Mにて展示しています (G&M代表・鈴木宏和)