|
エンベルガーはイタリアのマンドリン製作者 ラファエル・カラーチェと並び称される名器 |
【 補修・修理の内容 】
修理・調整は・・・現状を維持し、必要最低限の補修につとめました。
2012年12月、補修完了 |
◇ブリッジのハガレ:表板の剥がれ部分を補修後、
ブリッジを薄く削り張り付け。
◇指 板:部分的に剥がれあり。わずかな力で剥がれていくため、
一度取り外し、再度張り合わせる。幸い元の接着剤もすべてニカワが使用されていました
◇フレット棒:部分的にあばれているため、
すり合わせと、1および12フレットのみ引き抜き、補修
(フレット棒はI型フレット。現在は入手困難なもの)
◇糸巻き:分解できないため、オイルメンテのみ
◇ほか、全体的に傷みはあるが割れはなし
|
◇弦長・・・640mm
◇使用する弦は:a=本来はガット弦が望ましい。 |
|
|
b=古楽器愛好の知人のアドバイスにより
今回は次のようにしました。435Hzにて調弦。 |
①弦=ハナバッハ・アルト①弦 |
④弦=ハナバッハ・アルト④弦 |
②弦=オーガスチン赤①弦 |
⑤弦=オーガスチン赤④弦 |
③弦=オーガスチン赤②弦 |
⑥弦=オーガスチン赤⑤弦 |
柔らかめのテンションの弦をお使いください |
|
◇販売価格 ¥2,160,000(本体¥2,000,000) |
|