Felipe Conde, History
 
【クラシックギター】フェリーペ・コンデ G&M 西荻窪
フェリーペ・コンデ
2015年・クラシックギター 
 
【クラシックギター】フェリーペ・コンデ G&M 西荻窪 
Felipe Conde
 【クラシックギター】フェリーペ・コンデ G&M 西荻窪若きコンデ兄弟
  



◇フェリーペ・コンデ
(1957)の系譜 

マヌエル・ラミレス 1866-1916)の弟子で
サントス・エルナンデス
1873-1942)と
並ぶギター製作家はドミンゴ・エステソ
1882-1937)。



エステソは1915年にマドリードのグラビーナ7番地にギター工房を開き、
自らの甥である二人の兄弟、
兄・マリアーノ・コンデ
1916-1989)と
弟・ファウステイーノ・コンデ
1918-1988をこの工房で指導した。
そしてエステソの没後、
彼らは
「コンデ・エルマーノス」 の名前であとを受け継ぎ製作にあたった。

兄のマリアーノ・コンデは息子、フェリーぺ・コンデ1957-)と
マリアーノ・コンデ
II1959-)の成長によって、弟ファウスティーノと別れ、
1979年、マドリード、フェリーぺ通りに工房を開いた。

マリアーノの息子である若きコンデ兄弟は、エステソの伝統を受け継ぎながら改良を重ね、
製作されたギターは立ち上がりの早い、強烈な太い低音と、
フラメンコ独特の哀調を帯びた高音で、他の追従を許さないフラメンコギターとなった。
パコ・デ・ルシア、ニーニョ・リカルド、サビーカス、エスクデーロなど、
ほとんどのフラメンコギタリストがコンデのギターを使用するのは当然といえば当然である。

そして2010年、コンデ・エルマノス(エルマノス=兄弟)の名前でギターを製作してきた
フェリペ・コンデ
が自身の名前でギターの製作を開始した。